根羽村森林組合

FM認証・CoC認証取得

根羽村森林組合は、森林組合法に基づいて設立された協同組合です。林業の発展、組合員の経済的、社会的地位の向上、森林の保護と育成、林業の社会的な貢献を目的としています。

根羽村は長野県の最南端に位置し、愛知県三河地方へ流れる一級河川「矢作川」の源流地にあります。総面積8995㎢の92%を森林が占めているこの村では、「親が植え、子が育て、孫が伐る」という言葉を実践し、長きに渡って木の恩恵を受けてきました。

村長が森林組合長、村の全世帯が山持ちで森林組合員というシステム作りに励んできたこともあり、村が総力を挙げて大切な森林を守り抜いてきました。

これには、もうひとつ大切な理由があります。根羽村は、全長117kmの一級河川である矢作川の源流域です。三河湾に注ぎ込むまでの下流域に住む人々に対して、その川の出発点がある村には、きれいな水を守るという使命があります。

豊かな森林があることで、初めてきれいな水が生まれます。そういう意味において、木は「水の育て親」であるとも言えるのです。

森林管理認証(FM認証)は、森林経営の持続性や環境保全への配慮等に関する一定の基準を満たした森林を第三者機関が審査・認証する制度です。根羽村では、村有林、私有林、県林業公社、県有林に加え、矢作川流域の安城市、明治用水土地改良区 有林など、ほぼ村内全域を対象に森林管理認証を取得しており、こうした流域を巻き込んだ取り組みは全国でも初めての事例です。森林認証には森林を対象としたFM認証(森林管理)と、木材の流通・加工業者を対 象としたCoC認証(流通・加工)があり認証製品として消費者の皆さんまで届くにはこの二つの認証を通ったものでなければなりませんが、根羽村ではこれが実現できております。

「根羽村森林組合」が
該当しているSDGs17目標