流域人口180万人の水と森を守りたい

岐阜県と愛知県の県境、長野県の南西部最南端に位置する根羽村。流域人口180万人が恩恵を受ける矢作川源流の山あいの村に、現在863人が暮らしています。面積の92%が森林で、村民全員が森林組合員。

川の水は山から流れ、森を守らなければ水は守れない。

「親が植え、子が育て、孫が伐る」ことによって、村人は代々森を守ってきました。山を育て、土地を耕し、自然の恵みの中で生活をする山村の暮らしは、近代化による木材価格の低迷や産業構造の激変の中で急激な過疎化を迎えました。

森の保全や拡大する耕作放棄地を解消する労働力を失ったいま、長い年月をかけて源流を守ってきた村は消滅の危機を迎えています。

根羽村では企業版ふるさと納税と企業様との共創による地域活性化により、水源と水を守ることを目指しています。

企業版ふるさと納税

寄付金を原資に村民が水と森を守る

企業版ふるさと納税

寄付金を原資に、人工的に植えられ管理が行き届かなくなった針葉樹林を適正に伐採(間伐)し、新たに広葉樹を植樹することで、荒廃林を多様性溢れる森に再生させます。 寄附企業様にとっては、SDGs達成に向けて取組む社会貢献企業としてのPR効果、最大9割の税負担軽減( 令和2年度から(予定))等のメリットがあります。

寄附企業

NEBA CHALLENGE

根羽村の挑戦

杉の木から織物をつくる“木の布”プロジェクト

杉の木から織物をつくる“木の布”プロジェクト

2020年度より根羽村が新たに取り組むSDGsプロジェクト。大阪府に工場を構える株式会社和紙の布との事業連携を結び、杉材から木の布繊維に加工できる技術を活用、新たな木材資源の活用方法を創出します。第一弾プロジェクトでは、すでに商品を展開している株式会社いろどり(徳島県上勝町)と提携を結び、木材から作るタオル・マスクの製造/販売を進めています。

根羽村森林組合

根羽村森林組合

根羽村森林組合は、森林組合法に基づいて設立された協同組合です。林業の発展、組合員の経済的、社会的地位の向上、森林の保護と育成、林業の社会的な貢献を目的としています。

トータル林業

トータル林業

根羽村森林組合では、村の面積の約9割を占める森林から、40年生以上のスギやヒノキを伐り出して、木の家の材料の生産・加工・販売をしています。こうした取り組みを「根羽村トータル林業」と呼んでいます。

山地酪農

山地酪農

根羽の山地酪農では牛が本来の性質として持つ特性を活かし、365日山の中で牛が自然の中で共生する酪農を実現させています。

矢作川流域連携

矢作川流域連携

国土交通省では、矢作川流域の方々のご意見を踏まえて平成21年7月に国が管理する区間の「矢作川水系河川整備計画」を策定しました。

エコツーリズム(森林ESD)

エコツーリズム(森林ESD)

根羽村森林組合では、根羽村の森林整備、またそこで伐採された木材を製材加工し、木製品を工務店や一般ユーザーに販売しています。また、根羽村の木材、木製品、木のおもちゃ等を使い、地域の住民や子ども達、川を通じた上下流連携を行っている愛知県安城市の地域の住民、子ども達を主な対象とした木育活動や環境教育を行っています。

木育活動

木育活動

木の魅力を一般の人々に触れる機会を作ることが始まりのきっかけ。愛知教育大学の樋口教授と「ne iro」開発し、現在は年間50回、1万人の参加者に木のこと森のことを知るきっかけ作りを提供しています。

まつや邸

まつや邸

地域での拠点整備への取り組みを希望していた株式会社CRAZYとパートナーシップを結び、2016年より村の中心に構える古民家「まつや」の改修を実施。2019年より「一棟貸しの宿」として村外の人々が村暮らしを体験できる拠点としてスタートしています。

信州大学農学部との連携

信州大学農学部との連携

2011年より信州大学農学部と根羽村は地域連携協定を結び、根羽村の持つ地域資源の優位性のある活用方法を見出して、村民主体の持続可能な村づくりを推進しています。月に国が管理する区間の「矢作川水系河川整備計画」を策定しました。

ネバーランド

ネバーランド

ネバーランドは信州の最南端の小さな村根羽村、愛知県との県境にあります。深い緑の山あいに開けたオアシス。オリジナル乳製品・豆腐をはじめレストラン・お土産・コテージがあります。森や水から生まれた資源を根羽村独自に6次産業を展開しています。

PARTNER

パートナー

アイシン
安城市
株式会社いろどり
株式会社WHERE
株式会社CRAZY
株式会社和紙の布